海外在住者が選ぶTOEIC対策におすすめのオンライン英会話5サービス

公開: (最終更新:)
海外在住者が選ぶTOEIC対策におすすめのオンライン英会話5サービス

著者情報

著者紹介

マサ

カナダ・バンクーバー在住のエンジニア
効率的な英語勉強法を日々模索する万年英語中級者。
1年の勉強でTOEICで800点取るための勉強法を自身の失敗から発信中です。
詳しいプロフィール

TOEICの点数アップにはオンライン英会話での学習が効果的です。
それは英文を理解する力が英会話で養われるから。
詳しくは「なぜTOEICの学習にオンライン英会話が効果的か」を解説した記事をご覧ください。

この記事では海外在住者の私が実際に利用したオンライン英会話を比較してご紹介します。
この記事では5つのサービスを以下のポイントで比較します。

  • 料金 (1日1レッスン✕週7日)
  • 無料体験の有無
  • 授業の質
  • 予約の取りやすさ

この4つのポイントから総合的なおすすめ度を5段階評価でお伝えします。

気になる結果はこの表の通りです。

サービス おすすめ度 料金(税込) 無料体験 授業の質 予約の
取りやすさ
ネイティブキャンプネイティブキャンプ ★★★★★ 6,480円 7日間 TOEIC用教材あり 予約不要
DMM英会話 ★★★★☆ 6,480円 2回分 教材が充実 取りやすい
産経オンライン英会話Plus産経オンライン英会話Plus ★★★★☆ 6,380円 3回 TOEIC用教材あり 取りやすい
レアジョブ英会話レアジョブ英会話 ★★★☆☆ 6,380円 2回 可もなく不可もなく 取りやすい
Cambly (キャンブリー)Cambly (キャンブリー) ★★☆☆☆ 25,000円
※週5日の料金
1回 ネイティブのみ 予約不要

まずは何に注目してオンライン英会話を選べば良いかご説明します。

オンライン英会話をTOEICの勉強に使うときの選び方のポイント3つ

複数のオンライン英会話の中からTOEICの勉強に有効なサービスを選ぶためのポイントはこの3つです。

  1. TOEIC用教材がある
  2. 毎日予約が取れる
  3. コスパが良い

具体的に解説します。

ポイント1:TOEIC用教材がある

オンライン英会話サービスは名前の通り英会話のスキルをアップさせるためのものです。
そのためTOEICに対応したサービスは少ないのが実際のところ。

もちろん会話力を上げることでリスニングはもちろん、読解力がつきリーディングの点数もアップさせられます。
しかし1年で800点獲得を目指すのであればTOEIC用の教材があればより効率良くレベルを上げられますよ。

ポイントTOEIC用教材は少ないですが、多くのオンライン英会話サービスでIELTSやTOEFLの教材は用意されています。
どちらもリスニングだけでなくスピーキングの試験があるためです。

ポイント2:毎日予約が取れる

TOEICに限らず英会話のスキルを上げるときに重要なのが少しずつでも毎日繰り返すこと。
毎日レッスンを受ける習慣を身に着けましょう。

そこで申し込み前に見ておかなければいけないのは毎日レッスンの予約が取れるかどうか
いくら教材や先生の質が良くても、先生がたくさんいても生徒も多く予約が取れないのであれば意味がありません。

ぜひ無料体験のときに予約の状況を翌週、翌々週まで確認して希望した日時に継続して予約できそうかチェックしてみてください。
その際には自分がこれから使うであろう時間帯の予約状況を見てみてくださいね。

ポイント無料体験では実際に自分が今後利用する時間帯で試してみてください。
休日に無料体験をして、申し込み後は仕事が終わったあとの夜にやろうと思っても疲れていて継続できない…ということもありえます。
実際に使う時間でやってみるのが大切です。

ポイント3:コスパが良い

今回ピックアップしたオンライン英会話を始め、ほとんどのサービスが月額固定料金です。
つまり週7日プランで申し込んだとしても週1日しか受けないのであればかなり割高なになってしまいます。

各サービスに「1レッスン150円」などと書いてありますが、これは1年契約などお得なプランで契約し、毎日欠かさずレッスンを受けた場合の計算です。

学習効率を高めるためには毎日レッスンを受けてほしいですが、毎日するのが厳しい場合には「週3日プラン」や「月8レッスン」といったチケット制のオンライン英会話サービスを選んでみてください。
そのほうがお得になる場合がありますよ。

それではTOEICの勉強におすすめのオンライン英会話サービスを6つご紹介します。

TOEICの勉強に有効なオンライン英会話6選

TOEICにスピーキングはありませんがオンライン英会話での学習はとても効果的です。
リスニングの力だけでなくリーティングの読解力やスピードが上がります。

今回はTOEICの点数を上げることを第一に6つのオンライン英会話サービスをご紹介します。
私が実際に試した感想もお伝えしますね。

ネイティブキャンプ:★★★★★

ネイティブキャンプ
ネイティブキャンプ
サービス ネイティブキャンプネイティブキャンプ
料金(税込) 6,480円
無料体験 7日間
授業の質 TOEIC用教材あり
予約の取りやすさ 予約不要
おすすめ度 ★★★★★

ネイティブキャンプ』は何度も利用し、フリートーク以外にも英語の面接の練習もしてもらった経験があります。

ネイティブキャンプ

ネイティブキャンプの良いところ

レッスン受け放題
初級者から上級者まで様々なカリキュラムをその都度選択して受講することができ、しかも月額6,480円でレッスン受け放題。
英語をたくさん話したい人は登録しておいて間違いないです。

多くのオンライン英会話サービスが1日1クラスと時間が決まっていますが、ネイティブキャンプは回数無制限。
まとめて勉強したい方に最適です。
私は1日で最高5回受けたことがありますよ。

わかりやすい予約不要システム

ネイティブキャンプ
ネイティブキャンプ

「英語を話したいな」と思った瞬間に英会話が可能になる予約不要のシステムを初めて取り入れたりと、ユーザー目線のサービスを提供してくれるオンライン英会話。
サービス内容やシステム面に関しても安心感が持てます。

TOEIC用教材がある

ネイティブキャンプ TOEIC対策教材
ネイティブキャンプ

TOEICの600点と800点それぞれの対策教材があります。
まず前半は600点対策教材で基礎固めをして後半に800点対策教材を使って1年で800点レベルまで行ってしまいましょう。

ネイティブキャンプの悪いところ

先生の質がやや低い
ただコスパが良すぎるためか先生の質がやや他より低い印象です。
25分のクラスなのに、時給稼ぎなのか5分で終わってしまったこともありました…。

ネイティブスピーカーの先生だとコスパ悪い
またネイティブキャンプという名前でいながら、ネイティブの講師は受け放題の対象外で別料金のオプションです。
基本料金とオプションを合わせると月額16,280円(税込)と割高になってしまいます。
その点は少し残念ですが、レッスンが受け放題というのは便利で使いやすいのでおすすめです。


ネイティブキャンプ

DMM英会話:★★★★☆

DMM英会話
DMM英会話
サービス DMM英会話
料金(税込) 6,480円
無料体験 2回分
授業の質 教材が充実
予約の取りやすさ 取りやすい
おすすめ度 ★★★★☆

DMM英会話』はCMなどでおなじみかと思いますが、一気に会員数が増えてきたオンライン英会話です。
他のサービスと比べていろんな国の先生(118ヶ国)がいるので、旅行好きの私にとってフリートークでその国のことを色々聞けるのが楽しみのひとつ。

DMM英会話の良いところ

豊富な教材
7000以上もの教材を持ち、初心者から上級者まで幅広い層におすすめできるオンライン英会話です。

英単語学習アプリ「iKnow!」が無料

iKnow!
iKnow!

脳科学の学習理論を使ってより効率的に英単語を覚えられる「iKnow!」が無料(通常1,510円/月(税込))で使えます。
TOEICの点数を上げるのに最も効果があるのはボキャブラリーを増やすこと。
英会話だけでなく単語学習もセットと考えるとお得かもしれませんね。

DMM英会話の悪いところ

TOEIC用教材がない
DMM英会話にはTOEICに特化した教材がありません。
最短距離でTOEIC800点を取りに行くのであれば少し物足りないですよね。

人気の先生は予約が取れない
DMM英会話はかなりユーザー数が延びているサービスです。
そのため人気の先生の予約が非常に取りにくいです。

もちろん多くの先生のレベルが高いですが、人気がある先生にはそれなりの理由があるものです。

産経オンライン英会話Plus:★★★★☆

産経オンライン英会話Plus
産経オンライン英会話Plus
サービス 産経オンライン英会話Plus産経オンライン英会話Plus
料金(税込) 6,380円
無料体験 3回
授業の質 TOEIC用教材あり
予約の取りやすさ 取りやすい
おすすめ度 ★★★☆☆

産経オンライン英会話Plus』はあまり知名度はありませんが、質の高いレッスンでファンが多いオンライン英会話サービスです。

産経オンライン英会話Plusの良いところ

TOEIC対策講座がある(オプション)
産経オンライン英会話PlusにはTOEIC対策の講座があります。
"TOEIC対策"と言ってもTOEICだけにしか通用しないテクニックを教えてくれるのではなく、しっかり英語力をアップさせて得点を取れるようにサポートしてくれます。
オプションで別料金(16,500円(税込))となり少し高いのですべての方へおすすめできませんが、「どうしてもすぐに結果を出したい」という方は講座を取ってみるのはいかかがでしょうか。

TOEIC対策eラーニング TOEIC®L&R TEST 完全達成 470/650/730 | 産経オンライン英会話Plus
TOEIC対策eラーニング TOEIC®L&R TEST 完全達成 470/650/730 | 産経オンライン英会話Plus

先生の質が高く優しい人が多い
オンライン英会話では先生の当たり外れが激しいのですが、産経オンライン英会話Plusは良い先生が多いです。
日本人慣れしている方が多く、レベルに合わせた授業をしてくれます。

産経オンライン英会話Plusの悪いところ

授業システムが不安定?
私は問題ありませんでしたが他の方のレビューを見ると授業を受けるためのシステムが不安定だと言われています。
古いパソコンやスマホを使っている方は注意したほうが良いかもしれません。
(私は不満なく使えていたので具体的にどのような状況で使えないのかわかっていません…。)

レアジョブ英会話:★★★☆☆

レアジョブ英会話
レアジョブ英会話
サービス レアジョブ英会話レアジョブ英会話
料金(税込) 6,380円
無料体験 2回
授業の質 可もなく不可もなく
予約の取りやすさ 取りやすい
おすすめ度 ★★★★☆

レアジョブ英会話レアジョブ英会話』はオンライン英会話のパイオニア。
私も10年以上前にここでオンライン英会話デビューしました。
最初のレッスンはかなりドキドキしたのを今でも覚えています。

オンライン英会話の会社で唯一、東証一部(現在の東証プライム)上場を果たし多くの企業や学校も導入しています。

レアジョブ英会話
レアジョブ英会話

教材もカリキュラムも豊富で、信頼と実績の一番厚いオンライン英会話サービスと言えます。

レアジョブ英会話の良いところ

日本人カウンセラーによる学習相談(オプション)
TOEIC800点獲得など目標がしっかりしていてもモチベーションを保ちながらしっかり計画を立てるのは難しいものです。
レアジョブでは日本人のカウンセラーが英語学習の相談に乗ってくれ適切な学習計画を立ててくれます。
あなたに最適な教材や講師選び方、学習の進め方を考えてくれる頼もしい存在です。

また自動的にレッスン予約を入れてくれるのでサボれず強制的に学習習慣を作れます。
私もそうなんですが、だらけてしまいがちの方にはおすすめの機能です。

基本料金にプラスして1,078円かかりますが、ゴールまで挫折せずに進めると考えたら安いオプションかもしれません。

レアジョブ英会話の悪いところ

TOEIC用教材がない
レアジョブにもTOEICに特化した教材がありません。
専門の教材はないもののカウンセラーに「TOEICの点数を上げたい」と相談すれば合っている教材や講師を紹介してくれます。


Cambly (キャンブリー):★★☆☆☆

Cambly
Cambly
サービス Cambly (キャンブリー)Cambly (キャンブリー)
料金(税込) 25,000円
※週5日の料金
無料体験 1回
授業の質 ネイティブのみ
予約の取りやすさ 予約不要
おすすめ度 ★★☆☆☆

Cambly (キャンブリー)』はネイティブ講師にこだわっているオンライン英会話です。
その割には安いのでネイティブとのレッスンで安価なサービスと言えばここ。

フィリピン人やノンネイティブの多いオンライン英会話を使っていた人が、次のステップとしてそれらと併用して使うオンライン英会話でもあります。

Camblyの良いところ

レッスンを録画できる
多くのオンライン英会話サービスではレッスンを録画できませんがCamblyは録画ができます。
レッスンをしていると「あそこはなんて言っていたんだろう?」「シャドーイングをやりたいな」と思うことがあります。
そんなときにレッスンを録画していれば復習ができますね。

ネイティブスピーカーの先生
フィリピン人の先生がメインのオンライン英会話が多い中、Camblyはネイティブスピーカーの先生が多数。
ネイティブスピーカーではない先生も発音は良いとは言えTOEICのリスニングはアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの英語が使われているので、それらに慣れておくに越したことはありません。

Camblyの悪いところ

TOEIC用教材がない
Camblyのサービスは会話を中心としているためリスニングとリーディングのTOEICには対応していません。
TOEICに集中したいのであれば少し物足りないですよね。

料金が高い
毎日のレッスンで6,500円前後のオンライン英会話サービスが多い中、Camblyは週5日で25,000円。
いくらネイティブスピーカーの先生とは言えちょっと高いですよね。
Camblyを他と同じ料金に合わせると週2日で15分ずつとさすがに量が少ないです。

短期間でTOEIC800点に向けて圧倒的に成果を上げるのであればおすすめできません。
でも無料体験はしておいて損はないので試してみてくださいね。


続いてはオンライン英会話の始め方をご説明します。

オンライン英会話の始め方

オンライン英会話のサービスはどれを選んでも基本的に使い方はいっしょです。
勉強を本格的にスタートするまでの流れはこちら。

  1. 複数のオンライン英会話に登録して無料体験をする
  2. 自分に合うオンライン英会話に絞る
  3. 本登録して英会話スタート

具体的にご説明します。

1. 複数のオンライン英会話に登録して無料体験をする

この記事で紹介したオンライン英会話サービスはすべて無料体験があります。
実際にレッスンを受けてみてください。

ポイントレッスンの感想をスマホやノートに必ずメモしておいてください。
いくつものサービスを受けていると、どのサービスがどうだったかわからなくなってしまいます。

参考までに私が無料体験でチェックするポイントはこちらです。

  • 自分が勉強する時間の予約の混雑状況
  • 教材の内容
  • 先生のやる気・質・フィードバック

この時点でどれにするか絞る必要はありません。
無料なんですからぜひありとあらゆるサービスに登録して無料体験を受けてみてくださいね。
「ここは初めて聞いたところだからやらなくて良いかな」というのはもったいないですよ。

2. 自分に合うオンライン英会話に絞る

一通り無料体験を終えたら自分に合うサービスかどうか判断し、実際に使うサービスを選びましょう。
無料体験のときに取ったメモを参考にしてください。

3. 本登録して英会話スタート

これから使うオンライン英会話サービスが決まったら本登録をしましょう。
クレジットカードを登録すればスタートできますよ。

まとめ

この記事ではTOEICの勉強におすすめのオンライン英会話サービスをご紹介しました。
改めて今回紹介したサービスをまとめます。

サービス おすすめ度 料金(税込) 無料体験 授業の質 予約の
取りやすさ
ネイティブキャンプネイティブキャンプ ★★★★★ 6,480円 7日間 TOEIC用教材あり 予約不要
DMM英会話 ★★★★☆ 6,480円 2回分 教材が充実 取りやすい
産経オンライン英会話Plus産経オンライン英会話Plus ★★★★☆ 6,380円 3回 TOEIC用教材あり 取りやすい
レアジョブ英会話レアジョブ英会話 ★★★☆☆ 6,380円 2回 可もなく不可もなく 取りやすい
Cambly (キャンブリー)Cambly (キャンブリー) ★★☆☆☆ 25,000円
※週5日の料金
1回 ネイティブのみ 予約不要

まずはすべてのサービスの無料体験を試してみてください。
それぞれ特色がありおもしろいですよ。