日本の少子高齢化社会&経済成長の鈍化に備え英語を勉強するべき理由

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日本の少子高齢化社会&経済成長の鈍化に備え英語を勉強するべき理由

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著者紹介

マサ

カナダ・バンクーバー在住のエンジニア
効率的な英語勉強法を日々模索する万年英語中級者。
1年の勉強でTOEICで800点取るための勉強法を自身の失敗から発信中です。
詳しいプロフィール

「英語はできたほうが良い」
一度は聞いたことがありますよね?
実は「できたほうが良い」時代はすぐに終わってしまいます

「英語ができなくちゃまずい」
そんなことが日本で起きてしまうんです。
信じられませんか?
今すぐにその考えを改める必要があるかもしれません。

その理由は日本の少子高齢化です。
なぜ少子高齢化が英語の重要性に関係するのか詳しく解説します。

日本の人口は2050年に1億人以下になり40%が高齢者に

日本は世界で他にない少子高齢化が進んだ国です。
生まれる子供は減り、高齢者が増えていく、それが日本の未来。

具体的にどのような人口の推移になるのか見てみましょう。
総務省が2005年に発表した人口の予測のグラフです。

日本の人口推移
我が国における総人口の長期的推移 | 総務省

2050年には日本の人口は1億人を下回り、40%が高齢者になると予測されています。
日本は1億人以上いる比較的大きな国だと私含め多くの方が思っていたのではないでしょうか。
そのイメージが崩れてしまうのも遠い未来ではありません。

しかし人口が減って高齢者が増えても暮らしていく分には何も問題ないと思いませんか?
実は人口が減ることは日本の経済に大きな影響を与えるんです。

人口減少と高齢化は経済を衰退させる原因

「少子高齢化が進むと日本経済がまずい」とよく言われますが、なぜそうなるかピンときていますか?
ここでは難しい用語なしに解説します。

経済の成長、つまり日本にどれだけの勢いがあるかは基本的にこの3つで決まります。

  1. どれだけのお金を事業(=会社)に投資したか
  2. どれだけ技術が進歩したか
  3. どれだけの労働力がいるか

少子高齢化は3番目の労働力の減少に影響します。
人口が減り高齢者が増えると労働できる人が減る。
すると経済の成長が少なくなり、さらには成長がなくなり衰退していきます。

日本の経済に不安を感じませんか?
私は日本の将来性を非常に心配しています。

続いて英語学習メディアらしく人口減少と言語の関係をご紹介します。

「日本の人口減少」は「日本語を使う人の減少」

日本語はほぼ日本でしか使われていません。
少なくとも日本以外の地域でメインの言語として使われているところはありません。

つまり日本の人口が減っていくと日本語を使う人が減っていきます。
それは世界に目を向けたときに言語としての日本語の重要性が下がってしまうと言えます。

今までは日本にいるのであれば日本語さえできれば問題なかったけれど、そうは言っていられなくなる未来がすぐそこまで迫ってきているんです。

世界の人口は増え続ける

日本の人口減少が進む中、世界全体の人口は増え続けていきます。
国連が発表した世界の人口の推移予測がこちらです。

世界の人口推移
Word Population 2017 | 国連

世界全体の人口は現在は約75億人、30年後の2050年には約98億人、80年後には約112億人と予測されています。
一番人口が多い国は中国ですが、その他のアフリカの国々の人口増加が著しいのがわかるのではないでしょうか。

世界共通語・英語の影響力が大きくなる

英語が世界共通語と言われて違和感はないかもしれません。
でも世界で一番使われている言語は中国語なんです。
文部科学省が出しているデータをご覧ください。

順位 言語 母語人口(100万人)
1 中国語 885
2 英語 400
3 スペイン語 332
4 ヒンディー語 236
5 アラビア語 200
6 ポルトガル語 175
7 ロシア語 170
8 ベンガル語 168
9 日本語 125
10 ドイツ語 100
11 ウー語 91
12 ジャワ語 75
12 韓国・朝鮮語 75
14 パンジャブ語 73
14 テルグ語 73
16 フランス語 72
17 マラータ語 65
17 タミル語 65
19 イタリア語 57
20 広東語 55

出典:世界の母語人口(上位20言語) | 文部科学省

これは中国の人口が多いことが理由なので、言語が使われている国・地域を考えると英語が一番多いと言えるでしょう。

先程の人口推移の予測から特にアフリカや中国以外のアジアの人口が増えると考えると英語の重要性が増してくると考えるのが自然です。

日本語以外の言語の習得が活躍のポイントに

日本の人口が多く経済も成長しているときには日本に住み日本で仕事をして日本語を使っていれば何も不自由はありませんでした。
しかし日本の経済成長が落ち込んでしまうと海外へ目を向けなければいけません。
日本から海外に行くかもしれません。
または日本にいながら海外在住の方や日本へ移民してきた方とやりとりをするかもしれません。

そのときに最も重要なスキルが英語などの外国語を使えるかどうかです。

手遅れになる前に英語力を身に着けておこう

残念ながら日本の人口は年々減り続け、経済の成長も落ち着いてきてしまっています。
「日本ではなく海外で活躍したい」と思ったときに行動に移せるよう今のうちに英語力をつけておきましょう。

もし日本の人口減少を打破するぐらいの画期的な政策が打ち出されたとしてもあなたが身に付けた英語力は決して無駄になりませんよ。

まとめ

日本は今後人口が減少しあと30年で1億人以下になり40%が高齢者になると予測されています。
労働者の減少は経済の成長を止めてしまいます。

そのときに海外にチャレンジできるよう今のうちに英語のスキルを高めておきましょう。
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