学校教科書を誰でも個人で格安で購入する3つの方法【国内・海外に対応】

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マサ
カナダ・バンクーバー在住のエンジニア
効率的な英語勉強法を日々模索する万年英語中級者。
1年の勉強でTOEICで800点取るための勉強法を自身の失敗から発信中です。
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学校で使われている教科書を購入したいと思っていても街の書店やAmazonで見つからず諦めていませんか?
実は教科書は一般的な書店などでは購入できません。
私は海外在住のため、なんとか日本の教科書を子供のために手に入れたいと探していました。
実家近くの書店にもなくAmazonにも取り扱いがないため「教科書は買えないんだ」と一度は断念。
しかしその考えは間違っていました。
特定の書店であれば誰でも簡単に購入することはできます。
この記事では教科書を購入する方法を解説します。
目次
学校の教科書は誰でも購入可能
小学校や中学校で使われている教科書ですが学校で配布され、それを1年間使うかと思います。
しかし実は教科書は一般の人でも購入できます。
しかもその学年の生徒でなくても、そして大人であってもその年度の最新の教科書が定価で買えるんです。
購入できる教科書の種類と定価
学校で配布される教科書はすべてこの記事で紹介する方法で購入できます。
ただ学校では無料で教科書が配布されますが、自分で購入する場合には費用が必要です。
そうは言ってもその値段は激安で、例えば中学校の英語の教科書は、300円!!
その他の学年、科目も大体400円前後、高いものでも800円程度です。
こんなに安く購入できるのは学校で使用される教科書は税金が使われているからです。
具体的にどの教科書がいくらで買えるかは文部科学省が決めています。
文部科学省のWebサイトの「教科書目録」のページにすべての教科書の一覧と価格が載っています。
欲しい教科書を確認してみてくださいね。
これほどまで激安な教科書を誰でも購入できるなんてとてもお得ですよね?
しかし学校教科書は一般の書店では取り扱っていません。
購入するためには少し特別な方法が必要なんです。
それでは続いては教科書を購入する方法をご紹介します。
学校教科書を購入する3つの方法
学校で使われている教科書は誰でも購入できます。
しかし普通の本屋さんに行っても教科書は棚に並んでいません。
それは教科書は普通の本とは違う特殊な流通ルートを通っているから。

この図のように教科書・一般書籍供給会社(いわゆる教科書供給所)か教科書取扱書店が学校教科書を扱っています。
そのため教科書を購入する方法はこの3つ。
- 教科書供給所の店頭で購入する
- 教科書取扱店の書店で購入する
- 通信販売で取り寄せる
それでは具体的な方法をご紹介します。
1. 教科書供給所の店頭で購入する
教科書は一般的な書籍のルートとは違い「教科書供給所」を通して学校へ納品されています。
そのためあなたが教科書を購入するにも教科書供給所を経由する必要があります。
この教科書供給所は各都道府県に少なくともひとつはあります。
全国の教科書供給所を取りまとめる全国教科書供給協会のWebサイトにすべての教科書供給所の一覧が載っています。
お近くの教科書供給所を探してみてくださいね。
注意して頂きたいのは、教科書供給所によっては一般の方への販売をしていません。
事前に電話で問い合わせてみてくださいね。
もしお近くの教科書供給所で一般販売をしていない場合には次の方法を試してください。
2. 教科書取扱店の書店で購入する
先程は教科書供給所で購入できるとお伝えしました。
しかし一般販売をしていない場合があります。
その場合には教科書供給所ではなく「教科書取扱書店」で購入してください。
どの書店で教科書を取り扱っているかは各供給所のWebサイトからご確認ください。
しかしこの教科書取扱書店も一般販売をしていない場合もあるので事前に電話で確認してみてくださいね。
もしお近くの教科書取扱書店で一般販売をしていないのであれば、次にご紹介する通信販売を利用してください。
3. 通信販売で取り寄せる
学校教科書を購入するなら教科書供給所か教科書取扱書店で購入する必要がありますが、お近くにそれらの店舗がなかったり一般販売をしていなかったりする場合があります。
そんなときは通信販売を利用しましょう。
多くの教科書供給所では通信販売に対応しています。
例えば東京都では東京教科書配給株式会社で通信販売を行っています。
お住まいの教科書供給所のWebサイトから確認してみてくださいね。
通信販売を利用すれば教科書が商品代金と配送手数料で購入が可能です。
郵便や運送会社が家まで届けてくれます。
ただ通信販売と言ってもAmazonのようにインターネットから購入できず電話やFAX、メールでの注文の場合が多いです。
また支払い方法もクレジットカードは使えず銀行振込や着払いや代引きだったりするので注意してくださいね。
なお、Amazonや楽天で販売されている教科書は発行年度が古く値段も高額でした。
例えば5年前の教科書が定価(400円)の5倍の2,000円で売られていたりします。
古い教科書を高い値段で買うメリットはありません。
教科書を買うなら教科書供給所や教科書取扱書店で購入しましょう。
海外での日本の学校教科書の入手方法
日本国内の学校に通っていれば毎年教科書が配られますが、海外ではそうではありません。
私も海外在住のため苦戦していました。
でも安心してください。
海外にいても日本の学校教科書を手に入れることはできます。
その方法はこの3つ。
- 大使館や領事館でもらう
- 日本人学校や日本語補習校に通う
- 日本の教科書供給所で購入する
具体的に解説します。
1. 大使館や領事館でもらう
大使館や領事館では無料で教科書を配布しています。
しかし配布の対象には条件があります。
私が住んでいるカナダのバンクーバーではこのような条件が決められています。
(1)日本国籍者又は重国籍者であって,保護者の海外赴任等に帯同して,1年以上海外に滞在予定の小学生が配布対象です。永住者や外国籍のみを保持する者は対象となりません。
(2)但し,永住者の方の中でも,将来,日本に帰国の上,中学校,高等学校等に進学,又は就労する意志を明確かつ具体的に有している小学生は対象となりますので.詳細については当館までご確認ください。
教科書の配布対象になるのは基本的には親の海外赴任に着いていき、いずれ日本へ帰国する予定の方が対象です。
2. 日本人学校や日本語補習校に通う
大都市であれば日本語学校や日本語補習校があるかと思います。
日本人学校は週5日間、日本の学校と同じように授業を進めていくので教科書を使います。
また週末に開講されている日本語補習校でも多くの場合、日本の教科書を使用しています。
普段は現地校に通っていても日本語力の維持のためには日本語補習校へ通うのは良い方法です。
しかし多くの補習校では日本企業の赴任者など永住以外の一時滞在者が対象になっています。
日本語補習校へ入学できるかはお近くの補習校へ直接お問い合わせください。
3. 日本の教科書供給所で購入する
海外での永住者は基本的に大使館・領事館や日本語補習校での教科書配布対象になりません。
もし各所に問い合わせても購入ができないのであれば日本の教科書供給所で購入しましょう。
一時帰国のタイミングで教科書供給所に行って購入したり、実家や友人の家へ送ってもらうことで購入ができます。
教科書を解説した参考書で勉強する
もしあなたが教科書自体が欲しいのではなく学校で習う内容を勉強したいのであれば、教科書より参考書を購入したほうが良いかもしれません。
教科書は文部科学省が指定した内容を勉強するためのもので、説明が難しいことがあります。
一方で参考書は内容は教科書をベースにしているものの理解することに特化しているため絵や図が多かったりとわかりやすいです。
「教科書はいらないけど学校で習うことを勉強したい」というならぜひ参考書を買ってみてくださいね。
ここでは中学校の英語と数学を勉強するのにおすすめの参考書をご紹介します。
といらも同じシリーズなのですが、3年分の学習内容が簡潔にまとまっていて、学生だけでなく大人も学ぶことが多い良著です。
まとめ
教科書は一般の書店では取り扱っていません。
しかし以下の方法を使えば誰でも買うことができます。
- 教科書供給所の店頭で購入する
- 教科書取扱店の書店で購入する
- 通信販売で取り寄せる
ぜひこの記事を参考に教科書を手に入れてくださいね。