海外在住者が実際に使うTOEIC得点アップにおすすめの最強英語辞書

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海外在住者が実際に使うTOEIC得点アップにおすすめの最強英語辞書

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著者紹介

マサ

カナダ・バンクーバー在住のエンジニア
効率的な英語勉強法を日々模索する万年英語中級者。
1年の勉強でTOEICで800点取るための勉強法を自身の失敗から発信中です。
詳しいプロフィール

英語学習に辞書は絶対必要です。
でも紙、Webサイト、アプリといろんな辞書があってどれが良いかわからないですよね?

カナダに住む私が実生活でめちゃめちゃ使っているTOEICの勉強にもおすすめの辞書をご紹介します。
私が用途別に選んだおすすめの辞書はこの2つ。

  • 英英辞書:Dictionary.com
  • 英和・和英辞書:Weblio

また、辞書ではありませんが英語の勉強や海外生活でイチオシの神ツールはこちら。

  • 翻訳ソフト:DeepL
  • スペル・文法チェック:Googleドキュメント

それぞれの特徴をご説明します。

英英辞書:Dictionary.com

Dictionary.comは1990年代からの歴史あるオンライン辞書です。
TOEICを受けるのであれば英英辞書をぜひ使ってほしいです。

Dictionary.com
Dictionary.com

オフラインでも使えるスマホアプリがあるのでTOEICの勉強だけでなく海外旅行でも心強いです。

単語を文で説明しているのが良いです。
素っ気ない言葉の定義だけではわかりづらいんですよね。
「LEARNERS」という学習者向けのタブを押すと文の中で意味を説明してくれるので使い方がイメージしやすいです。

「overhaul」のLERNERSタブ
「overhaul」のLERNERSタブ

そして類語も載っているので似た意味の言葉も一緒に覚えられボキャブラリーが一気に増えます。

「overhaul」の類語
「overhaul」の類語

英和・和英辞書:Weblio

Weblioはオンライン英和・和英辞書の最大手のひとつです。
学校で習う文型に合わせた解説など日本の英語教育にフィットしています。

Weblio
Weblio

英英辞書を見てもピンと来なかったときにWeblioで日本語の解説を見るといった使い方がおすすめ。

Weblioの特徴は例文や共起表現がたくさん収録されていること。
「共起表現」というのは調べている単語の前後にどのような単語が使われているかです。
どのような文脈で使われやすい単語かがわかります。

翻訳ソフト:DeepL

おまけとして翻訳ソフトのDeepLをご紹介します。
今まで翻訳ソフトと言えばGoogle翻訳の一強でしたが、最近ではこのDeepLは精度が抜群。
機械的な訳ではなく普段使うような自然な文に訳してくれます。

DeepL
DeepL

そんな自然な訳になるメリットの裏のデメリットとして文法やスペルが適当でも上手く訳してしまいます。
そのため間違った文であっても気付けないんですよね。

スペル・文法チェック:Googleドキュメント

TOEICのテストにライティングはありませんが、自分で書いた英文のスペルや文法をチェックをするならGoogleドキュメントが便利。

Googleドキュメント
Googleドキュメント

DeepLなど翻訳ソフトで意味が正しいかはわかりますが、優秀過ぎてスペルや文法がめちゃめちゃでも訳せてしまうんですよね。
例えば「She am heading to the station.」。
主語が「She」なのでbe動詞は「is」にならなくてはいけませんね。
Googleドキュメントでこの文章を入力するとこのように正しい文法を教えてくれます。

スペルと文法のチェック | Googleドキュメント
スペルと文法のチェック | Googleドキュメント

DeepLで意味が通るかを確認して、Googleドキュメントで正しいスペルや文法のチェックをする。
これが英作文の最強の方法です。

ちなみにスペル・文法のチェックはGoogleドキュメントだけでなくGmailでも使えますよ。

ここまで私が海外生活で実際に使う辞書やツールを紹介しました。
もし違う辞書を使いたいという方のために辞書選びのポイントを3つだけご紹介します。

海外在住者が選ぶ辞書の選び方のポイント3つ

自分に合う辞書を自分で選びたい方のために、私が辞書を選ぶときに絶対に外せないポイントを3つご紹介します。
この3つのポイントを抑えておけばハズレを引く確率がぐっと低くなります。

  1. 文で説明している
  2. 学習者向けの解説がある
  3. 類語が載っている

それでは具体例としてTOEICで800点を取るなら覚えておきたい単語「overhaul」を使って説明します。

ポイントTOEICで800点取りたいなら英英辞書を使ってください。
言わずもがなTOEICは問題文がすべて英語で、一番の壁は時間管理とも言われています。
いちいち日本語に訳していたら到底間に合いません。
普段から英語で考えることに慣れておくためにも英英辞書を使う習慣をつけておきましょう。

英英辞書がおすすめの理由解説記事

1. 文で説明している

当たり前ですが辞書は単語の意味を調べるものですが、意味の説明の仕方は辞書によって違います。
多くの辞書では単語の定義を載せています。
例えば「overhaul」はこんな感じ。

英英辞書のLONGMANでは、

  • to repair or change the necessary parts in a machine, system etc that is not working correctly
  • to change a system or method in order to improve it

英和・和英辞書のWeblioでは、

  • 〈…を〉分解検査[修理]する,オーバーホールする.
  • 〈組織・方法・考えなどを〉徹底的に見直す.
  • 〈相手に〉追いつく,追いついて追い抜く.

もちろんこれでも十分意味がわかりますが、意味の丸暗記になってしまいます。
特に英語での説明ではネイティブスピーカーではない私たちにとっては細かいニュアンスまで汲み取るのは難しいですよね。

Dictionary.comも「DEFINITIONS」のタブではこのように記載されています。

「overhaul」の定義
「overhaul」の定義

一方「LEARNERS」のタブに移動するとこのような記載になります。

「overhaul」の文定義
「overhaul」の文定義
  • If a piece of equipment is overhauled, it is cleaned, checked thoroughly, and repaired if necessary.
  • If you overhaul a system or method, you examine it carefully and make many changes in it in order to improve it.

簡単な文で説明してくれます。
無機質な意味の定義よりも、より実際に使うシーンがイメージできます。
つまり英会話やTOEICの文章の中にこの単語が出てくるシチュエーションに近いんです。
こちらのほうが頭に入りやすいと思いませんか?

2. 学習者向けの解説がある

英語のネイティブスピーカーでないのであれば私含め永遠の学習者です。
学習者向けの解説があると「辞書で調べたけれど説明の意味がわからない」という状況を避けられます。

イメージとしては広辞苑を使う小学生は少ないですよね?
恐らく小学生向けの辞書を使っているはずです。
そこには簡単な言葉でわかりやすい説明が載っています。

先程ご紹介したDictionary.comも「LEARNERS」というタブがあり、簡単な言葉を使い文の中で意味を説明してくれます。

「overhaul」のLERNERSタブ (再掲)
「overhaul」のLERNERSタブ (再掲)

ちなみにWikipediaにも英語学習におすすめの機能があります。
言語を「Simple English」を選ぶと基礎的な単語のみかつ短い文で読むことができます。

例えば「Milk」を調べると、普通の「English」では、

Milk is a nutrient-rich liquid food produced by the mammary glands of mammals. It is the primary source of nutrition for young mammals (including breastfed human infants) before they are able to digest solid food.

一方「Simple English」では、

Milk is a white liquid made by mammals, like cows, dogs, and humans. It is made in the mammary glands (breasts, udders, or teats) of female mammals.

圧倒的に「Simple English」のほうがわかりやすいですよね。
辞書に載っていない固有名詞などを調べたいときは「Simple English」版のWikipediaを使ってみてください。

3. 類語が載っている

辞書選びの最後のポイントは類語が載っていることです。
英語は同じ言葉を繰り返すのを嫌う言語です。
英語のネイティブスピーカーにとって、同じ言葉を何度も使うよりも違う言葉に言い換えることで知性があると見られるからとも言われています。

そのため辞書で単語の意味を調べたら類語もチェックしましょう。
100%同じ意味という訳ではありませんが、似た意味の単語もセットで頭に入れておくと長い文章問題の理解力が上がります。

先程の「overhaul」をDictionary.comで調べたときに出てくる類語はこちら。

「overhaul」の類語
「overhaul」の類語
  • fix
  • improve
  • modernize
  • rebuild

この中で知らない単語が出てきたら、クリックしてさらに意味を調べられますよ。

まとめ

この記事では海外在住者の私がTOEICの勉強にもおすすめできる辞書をご紹介しました。
私が用途別に選んだおすすめの辞書はこの2つ。

  • 英英辞書:Dictionary.com
  • 英和・和英辞書:Weblio

辞書ではありませんが英文作成に欠かせないツールはこちらです。

  • 翻訳ソフト:DeepL
  • スペル・文法チェック:Googleドキュメント

そして自分で辞書を選びたい方にチェックしてほしいポイントはこの3つです。

  1. 文で説明している
  2. 学習者向けの解説がある
  3. 類語が載っている

ぜひこれらの辞書を使ってTOEIC800点獲得に向けて頑張っていきましょう。